薬局

検査室の業務概要

  • 薬剤師 :4名(育児休暇中1名含む)
  • 薬局助手:2名
  • 外来処方箋枚数:66枚/日
  • 入院処方箋枚数:53枚/日
  • 院外処方箋:希望する患者様には発行可

調剤業務

内服・外用・注射薬の調剤を行います。
内服薬は一包化調剤が多いのですが、当院は令和3年10月より電子カルテを導入しており、各種システムを利用し処方内容の鑑査、薬歴管理、重複投与や相互作用のチェック等、より安全で迅速な調剤を行っています。

医薬品情報業務

医薬品の安全性や有効性、適正使用等に関する最新の情報を収集、整理し、必要に応じて医師や看護師へ情報を速やかに提供し周知しています。

薬剤管理指導業務

患者様に安全で安心な医療を提供すべく、医薬品適正使用、医師、看護師、その他の医療従事者と協力し、少ない人数でも効率よく業務を行えるように、情報共有を行い、スムースに他職種間で連携に努めています。持参薬鑑別は、薬局助手がデータの入力を、薬剤師がその内容の確認を行い、医師へ情報提供を行っています。

ICT(Infection Control Team)

当院では、病棟内でのソーシャルディスタンスの確保、アルコールやソープ等消毒剤設置(誤嚥の発生)、マスク装着等の衛生管理の徹底が難しいため、ウイルス等による感染症が蔓延しやすい環境にあります。入院患者様のインフルエンザやコロナワクチン接種の接種率を上げる取り組みなど、様々な面で感染対策に取り組んでいます。
ICT担当薬剤師が週1回行われるICTラウンドへ参加しています。抗菌薬の使用状況の報告をはじめ、現場の感染管理状況や監視、指導、相談などを行っています。
感染対策マニュアルの作成と改訂も随時必要に応じて行っています。

錠剤分包機

クロザピン治療

当院は、クロザピン治療を行う登録医療機関です。精神症状が持続している難治性患者様が地域生活へ移行できるように、クロザピンによる治療を行います。
薬剤師は、講習を受講し、適正に使用するように知識を習得したCPMSコーディネート業務担当者、クロザリル管理薬剤師としてクロザピンを安全に使用するための仕組みに協力しています。

散剤棚
散剤棚

mECT療法

mECT(修正型電気けいれん療法)は、少量の電流で脳を刺激し、脳の機能を改善することを目的とした治療法です。薬物療法に比べて即効性があります。他の治療に反応しない場合、他の治療の危険性が高い場合、治療に即効性を期待する場合等が適応となります。
薬剤師は、治療に使用する薬剤の準備、退院までの間に必要に応じて、服薬指導を行います。

散剤分包機
散剤分包機

院内行事

現在は、コロナ禍で行う事ができていませんが、外来患者様や入院患者様の対人交流を豊かにするために、治療の一環として様々な活動を取り入れており、病院全体の行事の際には、薬局も運営スタッフとして参加し、交流しています。

こころ病む人を支え共に歩む

を当院の理念として掲げているように、一般精神科医療に加え、民間病院では対応困難な患者様の担い手として、沖縄県内において公的精神病院としての役割を患者様に寄り添いつつこれからも果たしていきます。